スーパー耐久シリーズ2026 第2戦「SUZUKA 5時間レース」参戦報告

2026年4月20日

4月18日(土)~19日(日)、三重県・鈴鹿サーキット(5.807km)で開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第2戦「SUZUKA 5時間レース」において、95号車「SPOONリジカラCIVIC」(ドライバー:小松一臣 / 小出峻 / 三井優介)は、ST-2クラスのポールポジションから決勝に臨み、一度も首位を譲ることなくクラス優勝を果たしました。第1戦もてぎに続く、開幕2連勝となりました。

昨年の鈴鹿大会ではST-2クラスが設定されていなかったため、チームにとって鈴鹿でのレースは2024年第5戦以来、約1年半ぶりとなります。4月18日の公式予選は、気温23度、路面温度39度と初夏を思わせるコンディションの中で行われました。A/Bドライバーの合算タイムでグリッドが決まる予選において、Aドライバーの小松が2番手、Bドライバーの小出がトップタイムを記録。20kgのサクセスウェイトを搭載する中でも、チームSPOONとして初のポールポジションを獲得しました。

4月19日の決勝は12時にスタート。天候は薄曇り、気温23度、路面温度48度と、この時期としてはやや高めの路面温度となりましたが、コンディションは安定していました。スタートを担当した小出はトップを守って周回を重ね、2位の743号車との差をおよそ2秒にコントロールしながら34周目にピットイン。給油とフロントタイヤ交換を行い、首位を保ったまま三井へとつなぎました。

2番手スティントの三井は、安定したペースで後続との差を徐々に拡大し、70周目にピットイン。給油とフロントタイヤ交換を終えて小松へ交代しました。チームの確実なピットワークもあり、この時点で2位との差は約30秒まで広がります。小松はその差を落ち着いて維持しながら、決勝でのチームベストラップを記録する走りを見せ、103周目に3回目のピットへ。給油とフロントタイヤ交換を行い、再び小出がコースへ戻りました。

このタイミングで2番手を走行していた743号車がトラブルで後退し、95号車と2位13号車との差は1分16秒まで拡大。それでもアンカーを務めた小出は最後までペースを緩めることなく安定した走りを続け、トップでチェッカーを受けました。ポールポジションからスタートし、一度も首位を譲らない内容での勝利となり、2位との差は53秒でした。

原剛チーム監督コメント:
「優勝という結果にはなりましたが、レース自体はかなりギリギリの状況で、薄氷を踏むような思いで見ていました。昨年の鈴鹿のデータがない中で、木曜日からの走行で小出と三井がラップタイム、燃費、タイヤライフのデータをしっかり出してくれたことが大きかったですね。燃費面ではFCYにも助けられましたが、何よりドライバー全員が想定以上の走りを見せてくれたことが最大の勝因だと思います。特に小松のスティントで発生した振動についても、経験豊富な小松が冷静に対応してくれたことで、大きな問題にせずに終えることができました。次戦の富士24時間に向けて、引き続き気を引き締め、謙虚な姿勢で臨みたいと思います」

小出峻コメント:
「今週はマシンの調子もずっと良く、チームの雰囲気も引き締まっていて、とても良い週末でした。課題の洗い出しから対処まで、しっかりできていたと思います。ファーストスティントもラストスティントも、マシンの状態には問題ありませんでした。特に最後のスティントでは、小松さんからバイブレーションが出た時の状況と対処方法を聞いていたので、安心して走ることができました。リアタイヤを交換せずにいけるというデータもあったので、優勝に向けてしっかりプッシュできました。この優勝は本当にチームのおかげだと思います。この勢いを次戦の富士でもつなげていきたいです」

三井優介コメント:
「チームもマシンも、週末を通してとても良い状態でした。もてぎではピットで小さなミスもありましたが、今回はそういった部分も含めてしっかりまとまっていたと思います。小出さんからバトンを受けた時に、交換したフロントタイヤの状態はかなり厳しいと聞いていたので、タイヤライフを意識しながら走りました。燃費にも余裕がない中で、集中力を切らさずラップを刻み、2位との差を少し広げて小松さんにつなげることができたので良かったです。SFライツも良いスタートが切れているので、ダブルタイトルを狙うつもりで頑張ります」

小松一臣コメント:
「2戦目で若い2人と大きく変わらないタイムを出せたので、まずは合格点かなと思っています。FF車はレースキャリアの最初の5年ほどで、その後は20年近くFR車に乗ってきたので、シビックに慣れるにはもっと時間がかかると思っていました。ただ、小出さんと三井さんが基本的なことから細かい部分までしっかり教えてくれたので、足を引っ張ることなく走れています。経験だけはあるので、それを生かしながらチームに貢献していければと思っています」

第3戦は6月5日~7日、富士スピードウェイで24時間レースとして開催されます。引き続き、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

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