2025年7月7日
2025年7月5日(土)、宮城県・スポーツランドSUGO(全長3,586km)にて開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE」第4戦 SUGOスーパー耐久4時間レース(グループ2)において、株式会社スプーンがエントリーする95号車「SPOONリジカラCIVIC」(ドライバー:山田英二/小出峻/西村和真)は、ST-2クラスでレースをリードしながらも、終盤に発生したエンジントラブルによりリタイアという悔しい結果となりました。

本大会はグループ2(ST-2/ST-5F/ST-5Rの計22台)のワンデイ開催となり、5日朝の公式予選では天候が急変しウェットからドライに変化する難コンディションの中、Bドライバーの小出がトップタイムをマーク。続くAドライバー山田も落ち着いた走行で4番手のポジションを獲得し、決勝レースはST-2クラス4位からスタートしました。
気温26℃の快晴のもと、正午過ぎに4時間耐久レースがスタート。小出が序盤から力強い走りを見せ、4周目には2位、12周目にはクラスおよびグループ総合トップへ浮上。その後、山田にバトンタッチしてもリードを維持し、計画通りの展開でレースを進めました。
しかし、93周目に西村へドライバー交代直後、エンジンルームからの煙を確認。緊急ピットインを行い、エンジン補器類を取り外して原因究明を試みるも、オイルリークの発生源は特定できず。チーム監督・原剛の判断により、安全面を考慮しリタイアを決断いたしました。

西村和真:
「交代してすぐに煙が上がり、当初は水蒸気かと思いましたが、オイルのにおいがキャビンに入り込んできたため、すぐにピットへ戻りました。それまで車は非常に快調だっただけに残念です。」
原 剛 チーム監督:
「今回は3ストップ戦略で燃料を持たせるため、序盤からレースをリードし、最後にスプラッシュ給油してゴールを目指すという作戦でした。計画通りに進んでいた中で、突如としてオイルリークが発生。詳細は現在調査中ですが、エンジン内部に起因する可能性が高いと考えています。次戦オートポリスまで時間は限られていますが、再発防止に向けて徹底した解析と対策を講じてまいります。」
次戦、第5戦は7月26日(土)~27日(日)、オートポリスにて5時間レースとして開催されます。
今後もSPOON SPORTSは、サーキットを通じて得た経験を製品開発にフィードバックし、より高い信頼性と性能を追求してまいります。引き続き、皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。