2026年6月8日

6月5日(金)~7日(日)、静岡県・富士スピードウェイ(4.563km)で開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦「NAPAC 富士24時間レース」において、95号車「SPOONリジカラCIVIC」(ドライバー:小松一臣 / 小出峻 / 三井優介 / 小松響 / 中島保典)は、ST-2クラス5番手から決勝をスタートしました。
決勝序盤には3番手を争うポジションまで順位を上げましたが、リアガラス破損という想定外のトラブルにより一時7位まで後退。その後は大きなトラブルなく走行を重ね、24時間で708周を走破し、総合22位、ST-2クラス4位でチェッカーを受けました。
第3戦の公式予選は5日(金)12時10分から、やや厚い雲に覆われ、気温、路面温度ともに20℃というコンディションの中、全クラス同時スタートで行われました。開幕から2連勝中の95号車「SPOONリジカラCIVIC」は、50kgのサクセスウェイトを搭載しての出走となり、A/Bドライバーの合算タイムにより、クラスポールから約3.0秒差の5番手グリッドを獲得しました。
翌6日の決勝は、予定通り15時にスタート。天候は前日同様に曇り、気温は23℃、路面温度は36℃まで上昇しました。スタートを担当した小松一臣は、4周目に4位へポジションアップ。その後、225号車GR YARISと3位争いを展開しましたが、19周目に原因不明のリアガラス破損が発生します。

1回目のルーティンピットでは、タイヤ4本交換に加え、ガラス片の除去と応急処置を実施し、小出へ交代。約13分のロスとなり、7位でコースに復帰しました。その後は順調にラップを重ね、2回目のピットで三井へ交代。以降、三井、小松響、小出、小出、三井、三井、小松響とつなぎ、4時46分の9回目のピットインでメンテナンスピットを実施しました。
このメンテナンスピットでは、ブレーキパッド交換に加え、段ボールとガムテープで応急処置を施していたリアガラス部分の補強作業も行いました。補修部分の強度を考慮し、走行中にサイドウインドウを大きく開けて外気を取り入れることが難しくなったため、車内温度の上昇はドライバーの体力面にも影響を与える状況となりました。

その後、小松一臣、小出へとつなぎ、残り6時間の時点で530周を消化し、4位までポジションを回復しました。同時刻には雨が降り始め、路面を濡らし始めましたが、本降りには至らず、12回目のピットインでもスリックタイヤを選択。小出がそのままステアリングを握りました。
13回目のピットで小出から小松一臣へ交代し、その後、小松響、アンカーの三井へとつないでチェッカーを目指しました。終盤にはピット作業違反の判定により60秒のペナルティストップを受けましたが、順位に変動はなく、95号車「SPOONリジカラCIVIC」は総合22位、ST-2クラス4位で24時間レースを走り切りました。
原剛チーム監督コメント:
「序盤にリアガラスが割れたこと、そこに尽きるかなと。割れた原因は追求中です。修復に13分、7ラップを要し、そのまま結果に残ってしまいました。しかし、雨も降らずSCもなかった富士24時間は、おそらく初めてですね。リアガラスにフィルムを貼るなど、破損防止対策を施して次のSUGOに臨みます」
小松一臣コメント:
「スタートして程なく、パスンという変な音がして、後ろを見たらリアガラスがありませんでした。サイドウインドウも両側とも5cmほどしか開けていなかったので、コクピット内の圧が高かったわけでもありません。空力的に大きな変化があったわけではありませんが、アンダーステアは強くなりました。また、段ボールで修復していたので、雨が降ったら嫌だなと思いながら走っていました。次のSUGOは攻め甲斐があって好きなコースなので、楽しみです。今回は息子と一緒にレースをさせてもらいましたが、親としてはクラッシュなどでチームに迷惑をかけることなく終えられて、ホッとしています」
小出峻コメント:
「意外と何も起きない、淡々としたレースだったという印象です。僕らは序盤にあのトラブルがあったので、そのロスを最後まで引きずってしまいました。次のSUGOはスピード勝負になると思うので、意地でも負けたくないという思いがあります。チームみんなでしっかり話し合い、調整して、予選、決勝ともに良い流れでレースをしたいと思います」
三井優介コメント:
「去年は悔し泣きで終わっていたので、今回は笑顔で終われればいいなと思っていました。その点では、すごく良かったと思います。トラブルの修復作業や他のピットワークも、メカニックの皆さんがとてもスムーズに対応してくれました。僕個人としては、ドライバーとして大きなミスはありませんでしたが、もう少し詰められるところはあったと思います」
小松響コメント:
「初めてTEAM SPOONに参加して、いろいろなことがありましたが、自分自身は思ったように走ることができました。テストで初めてこのシビックに乗りましたが、実際のレースでは想定と違う部分もあり、そこへの合わせ込みに少し苦労しました。今回は3スティントを担当させてもらい、最終的にはうまく合わせ込むことができたと思います。自分のスティントでは大きなトラブルもなく走れたので良かったです。父と一緒に走るのは初めてではありませんが、うまく連携できましたし、楽しい経験でした」
甲斐琢也チーム代表コメント:
「24時間という長いレースを、ドライバー、メカニック、スタッフ全員で無事に走り切ることができ、まずは応援してくださった皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。序盤にリアガラスが割れる想定外のトラブルがあり、そのロスが最後まで響く悔しい結果となりました。一方で、上位チーム、ライバルチームの皆さんは本当に速く、強かったです。最後までチャンスを待ちながら走り続けましたが、付け入る隙のない素晴らしいレースでした。入賞されたチームの皆さま、おめでとうございます。悔しさはありますが、この経験を通じてTEAM SPOONはさらに団結し、強くなれたと感じています。次戦こそ勝利を目指し、チーム一丸となって戦ってまいります」
第4戦は7月4日(土)~5日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOで4時間レースとして開催されます。引き続き、TEAM SPOONへのご声援をよろしくお願いいたします。